離れても好きな人

最近若者の〇〇離れって良く聞きますよね。
若者のTV離れ、新聞離れ、クルマ離れ、酒離れ、肉離れ、、とあげたら切りがないくらい離れている。普通に考えたら離れすぎだろ?ってツッコミいれたくなるけど、人口の減少もあるが、これは本当だと思う。

だって、ネット見てる奴はTVも新聞も見なくなるだろうし、車なんかガソリンだ任意保険だと維持費に金がかかるわけだから乗らずにすむなら所有しないし、田舎で車が必要なら安くて燃費が良い車を選べば良い。酒呑んでみんなでワイワイするのも良いけどマクドナルドでワイワイおしゃべりするのも同じくらい楽しい。ファミレスにはドリンクバーもある。飲んで帰るくらいなら家で飲む。

これは俺から言わせれば「価値感の置換え」だ。求めているものに代わりがあるってことだ。
最近の物やサービスは多種多様化し過ぎててハッキリ言って似たような物が多く、値段もピンからキリまである。物に関して言えば、見栄をはって背伸びをしなくても、自分にあったものが見つかるんだと思う。見つからない人はggrksね。

また、若者ではないがラーメンチェーン幸楽苑にお昼に行くとお年寄りたちがとても多く目立つ。少し前まではサラリーマンなどが目立っていたが少しお昼前に行くと70代くらいの方が結構多くいるのに気づいた。近所のラーメン屋で一杯500円のラーメンより290円の中華そば2人で頼んでも600円とかからない。チェーン店でそれなりに美味しくハズレ感もない。なによりスーパーのお惣菜より安い。

値段が高いものじゃなく安いものを選ぶってのは、景気も悪くて給料も上がらないわけですから、至極当然ですよね。
それを若者の〇〇離れ。なんて若い奴らだけが離れているように言ってはいけない。

だいたいビール代高くなったから発泡酒のんだりタバコ高くなったから禁煙したりする、ただそれだけの話しなんだ。

最近、学生さんが水筒に入れてお茶を飲んでいるのを、よく見かける。
俺が高校生の頃は喉が乾けば自販機で飲料水を買って飲んでいたが、水筒持って喉潤してる奴なんか一人もいなかった、居たとしてもからかわれていただろうが、今の高校生は水筒派も普通に多く、聞けばそれが普通なんだそうだ。
別にお金が無いわけじゃなんです。それが普通なんです。スタバなどでタンブラーが流行って以来、水筒派が増えたことで学生などの若者も手軽に水筒を持ち歩いて飲んでいるという背景も有るようですが、金をかけたり見栄でブランド物のバッグ買ったりしなくて、自分の範囲で好きな事をするのが主流になり、与えられた価値観を追い求めるのが終わり、個人が価値観を持ち始めているんだと思います。

〇〇離れを防ぐとしたら、自分の扱っている商品の価値観やそれを提供する過程がどれだけの物なのかアピールしてユーザーを育てていかなければならない。