いま思えば

最近思うのは、人の話をしっかり理解して聞くのは大事だな〜ってしみじみ思う。勝手に解釈して端っから否定しちゃう人にはなりたくないな〜って思うわけ。

2000年ごろだったかな、まだネット使ってる人が100人に1人とか、とにかくネットが全然一般に普及してなかったころ。

みんな個人でWEBサイト作って遊んでたんです。
CSSなんかなくてHTMLだけのころ。

そこでの意見交換は掲示板といって、CGIで動くようなスレッド型の掲示板で色んな意見交換をしてたんです。

その掲示板にデザインを専門に意見交換できる掲示板があって。デザインとか印刷データの作成とか色んな質問すると、プロの方が答えてくれたんです。

そこは就職したてのペーペーデザイナーにも真摯に答えてくれる人がたくさんいて嬉しかった。

当時Xファイルが好きで、ドラマ内でよくプロファイリングって言葉を聞いてたのよ、プロファイリングってのは犯罪捜査で行動科学的を分析し、犯人の特徴を推論する。ってやつなんだけど

これを広告デザインに応用できるんじゃないのか?って思いついてね

で、「広告デザインも傾向や特徴をグループ分けして、テンプレートを作っておけば、文章や写真の入れ替えだけで楽なんじゃないか?」

と掲示板に書き込んでみたら9割がたに批判されたことがあった。
まぁ、批判的な意見の1番の理由は、そんなことしてたら上達しないぞ!というペーペーの僕を気遣ってくれての批判なんだけど。

それとは別に、可能性については「面白いこと考えるね〜」とか賛同してくれる人も多くて、「お金をかけられない個人店の方とかには良いサービスになりそうだね。」とか、今となってはテンプレートサービスも当たり前のサービスになったけど、当時はテンプレートという概念自体がなかった時代に内容を理解して賛同してくれた頭の柔らかい人が多かった

当時の彼らの年齢に近づいてきて。
自分もいろんな可能性を考えられるようにしとかないといかんな〜
と思ってきた。